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prototype serving spoon
prototype | serving spoon

Serving Spoon| サービングスプーン。今までにも何度か試しに作った事はあるのだが、改めて思い出すと、掬いやすさだったり持ちやすさ、万能選手のような形を模索して作っていた気がする。もちろんどれも納得はいっていたのだが、全てのお皿に万能な形というのは本当に難題だ。

prototype serving spoon
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いろんな形の皿に万能なのは理想的だが、逆にお皿を限定して、局所的には万能な形を作ってみるのも面白いんじゃないか?という考えが、ふと頭をよぎった。

試すならとすぐに思いついたのが、この名作皿 [ TEEMA ]。そもそも長い間多くの方に使われているには、理由があるし、料理を盛るのに万能だから愛されているに違いない。改めてじっくり眺めていたら、逆にサービングスプーンの万能選手を創るいいヒントが得られるんじゃないかとすら思えてきた。

考えるより手を動かした方がいい。そんな時の為に、PRIMOを作ってもらった時、並行して試作用の材料を下準備していたのだから。

prototype serving spoon
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ローラーという道具で救う部分を延ばし薄くしていく。木型にあてがい、木槌で叩いて丸みをつくり、ざっくりとしたフォルムを作ったら。糸鋸、やすりでアウトラインを整えていく。

口に運ぶ事は考えなくていいから、まず、平になったお皿の底面を掬いやすいように叩いて平にする。立ち上がったリム部分を意識しながら微調整していく。

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そんな作業を繰り返して、とりあえず一旦使ってみようと思えるくらいには出来上がった。空のお皿で想定しても始まらない。多分使ってたらもっとこうした方がいい。なんて事を思いつくのは想像できるから。 まだまだ形の探求は続きそうです。

PROOF OF GUILD/竹内 稔

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