メイン コンテンツにスキップ

説明

PROOF OF GUILD独自の石のセッティング方法を模索していた中で生まれた石留め方法がこの [WALL SETTING/ウォールセッティング] 。文字通り、壁に石がめり込んだ状態で最小限の爪で石を留めています。[ Zineのレシピとルーツ[#1]で石留めの記事を紹介しています。ご興味あればぜひ見てください。]

大ぶりなピンクトルマリンをウォールセッティングで留めたネックレス。素材は、18金イエローゴールドを使用しました。配合は金を75%、残り25%を銀:銅(6:4)の割合で少しイエロー色を抑えた地金を使用しました。チェーンの色味が少し金色が濃い感じなので、トップは少し柔らかい印象の色味にしたかった為です。仕上げは *ブラスト仕上げと鏡面仕上げの組み合わせ、縁部分を光らせる事で、金属の質感にメリハリがついて、石のカット面のとの雰囲気が合うかと思ったから。イメージ通りの仕上がりになりました。トップのサイズが大きめな事もあり、長めに着けるタイプが良いのではないかと思い、70cm仕上がりで作りました。留め具はつけずに被るタイプのネックレスになります。チェーンをトップに固定してあるので、チェーンが回ってしまう事もありません。

*ブラスト:細かいガラスの粉を強い力で吹き付けて均一なマット感を出す仕上げ。

ウォールセッティングでピンクトルマリンを留めた18金仕様のネックレス

今回使用したピンクトルマリンはさざれ石のような感じで採取された原石。どれも長い時間をかけて川上から流れてきただけあって、角がとれて丸くなっている。自然が作り出した形のイメージを残したままカットをしたら素敵な感じになるだろうと、原石を見た時にすぐイメージ出来ました。カットは、山梨の宝石研磨を専門にする職人さんにお願いしました。出来上がってきたものはどれも個性的な表情をまとった綺麗なものばかりでした。どんな石にもだいたい、クラック(ヒビのようなもの)や内包物などが含まれていますが、もちろん今回使用した石にも含まれています。あえてそんな部分を残した理由は簡単です。何百万年もかけて形成された結晶の痕跡だと思ったら、そんな表情も良い景色に僕は感じたからです。綺麗な部分だけ取り出して研磨する事も出きますが、今回はより石の個性を感じてもらえるものにしたかった。

トルマリン原石各種
ウォールセッティングでピンクトルマリンを留めた18金仕様のネックレス
ネックレスを持った様子

少しボリュームのあるチェーンに大胆なカットの石を留め、たっぷりと18金を使用した存在感のあるネックレス。WALL SETTINGの雰囲気を前面に出した一点もののアイテムとなります。

文/竹内 稔

Design | デザインPROOF OF GUILD
Name | 名称Wall Setting / Pink Tourmarine Necklace
Material | 素材ピンクトルマリン
K18YG(18金イエローゴールド)
Dimensions | 寸法全長 700 mm (トップ含む)
トップ単体 w21 h16 d15.5mm
Country of Origin | 製造国日本

Price | 価格
¥369,600 (税込)

在庫切れ