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説明

2011年に行われたデザインイベント[DESIGNTIDE TOKYO 2011]で発表したPROOF OF GUILDのフラワーベース。若干素材の変更はあったものの、10年以上経った今でも変わらず作りづつけている定番色のナチュラル・ブラック・マットブラックの他に、限定的に作られたアイテムがあったりする。2015年に、Landscape productsとESTEBANがタッグを組んだ[DECO EDITION]というシリーズの中で、香りと合わせたプロダクトとして、提供させて頂いたのがこの2色の花瓶なのです。

2022年に入り、PROOF OF GUILDのお店の近所に、小さな倉庫を借りることになり、荷物を移動していたところ、まだ裏印を入れる前の2色の花瓶が見つかった。特別に作った釉薬で作ったものだった為、両ブランドに改めて相談したところ、こちらで販売する許可がおりたので、在庫限りとなりますが、今回紹介させて頂く事になりました。

その当時、さまざまな釉薬サンプルからイメージに近い色を探し出し、焼いた後の発色や雰囲気を理想に近づける為、かなり調整を重ねて作ったのを思い出します。グレーと言っても無彩色のグレーではなく、若干黄色や青みを感じるような色にしたくて、それとは対照的な明るい赤色は、黄色というか、オレンジのような色味を感じる雰囲気にしたい。そんな微妙な調整を快く付き合って頂けた窯屋さんのおかげで完成したこの花瓶。定番色にはない雰囲気のものになったから、定番色も含めると、より合わせられる場所も増えたのではないかと思います。早速お店の棚に飾っていますが、ちょっとしたアクセントになって良い感じです。

【花瓶のこと】
小さな壺がつながった花瓶。花や実、葉付きの小枝とも相性がよく、とっても馴染みます。活けた時の事を考えて高低差をつけてあるので慣れてくれば、投げ入れるだけ
で良い感じなると思います。

大きな枝を毎日手入れするのは大変ですが、ちょっとしたスペースに飾る事ができるから、普段の生活に取り入れやすいのもよい点ではないでしょうか。一輪挿し、ペン立て、たまには指輪を置いてみたり。いろんな場所でいろいろな使い方を発見しながら使うのが楽しくなっていく花瓶になっていったら嬉しいです

下の写真は、花瓶を作る時に製作した原型を撮ったもの。
ここからこの花瓶がスタートしました。

文/竹内 稔

花瓶の原型時の写真
石膏のかたまりから削り出した原型
Design | デザインPROOF OF GUILD
Name | 名称Flower Vase
Color | カラー限定色:グレー・レッド
定番色:ナチュラル・ブラック(ツヤあり)・マットブラック
Material | 素材半磁器
Dimensions | 寸法w190 h130 d110 mm
Weight | 重さ約400g
Country of Origin | 製造国日本
Memo|備考※限定商品となります。在庫がなくなり次第販売終了となります。

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Price | 価格
¥8,800 (税込)
クリア